給料ファクタリング大吉が廃業だって!?かなり悪質な違法行為の数々・・・
高額すぎる手数料で
世間を賑わせている給料ファクタリング。
給料ファクタリング会社の中でも、
「特に手数料が高い」と噂されていた
大吉が廃業したとの噂が流れています。
はたして、本当なのでしょうか。
本当だとしたらなぜ廃業になったのでしょうか。
大吉の廃業について、徹底的に解説します。
〈目次〉
- 給料ファクタリング大吉が廃業!?そもそも大吉ってどんな会社?
- 給料ファクタリング大吉はなぜ廃業したのか
- 給料ファクタリング大吉は何が違法だったのか
- 一度でも大吉を利用したことのある方は弁護士・司法書士に相談しましょう
給料ファクタリング大吉が廃業!?そもそも大吉ってどんな会社?
2019年12月から運営していた
給料ファクタリングの大吉。
七福神・千羽鶴と並ぶ
大手給料ファクタリング会社のひとつです。
給料ファクタリングとは、
『給料をもらう権利』を業者が買い取って、
利用者が給料日に『給料を貰う権利』を
買い戻すサービスです。
簡単に説明すると
『給料前借りサービス』
のようなものです。
業者が『給料をもらう権利』を5万円で買取り、
利用者が給料日に7万円で買い戻す、
といった流れです。
一見、貸金業のような仕組みなのですが、
大吉は【給与債権の売買】と主張し、
貸金扱いされていませんでした。
大吉は【給与債権の売買】という名目で、
最大50%の手数料を取っていました。
しかし、2020年の3月に起きた出来事により、
大吉は廃業へ向かっていくことになりました。
この出来事に関しましては、
次の章で解説します。
給料ファクタリング大吉はなぜ廃業したのか
給料ファクタリングの大吉は、
なぜ廃業することになったのでしょうか。
理由は明記されていませんが、3月に金融庁が
『給料ファクタリング=貸金業』だと
発表したことがきっかけではないかと考えられます。
「給料の前払い」などのうたい文句で広がる「給料ファクタリング」という金融取引について
金融庁は6日、貸金に当たるとの初めての見解を発表した。
業者はこれまで、取引は債権の売買であって貸金にあたらないとして
引用先 朝日新聞DIGITAL
これが原因かは定かではありませんが、
給料ファクタリング会社の銀行が
次々に口座凍結されました。
その為、支払い方法を銀行振込から
現金書留に変更せざるを得なくなりました。
そして、
最終的に廃業となった会社が多数あります。
おそらく大吉もこの影響を受けているといって
間違いないでしょう。
では、大吉は具体的に
どのような違法行為をしていたのでしょうか。
次の章で解説します。
給料ファクタリング大吉は何が違法だったのか
給料ファクタリング会社の中でも
人気を誇っていた大吉ですが、
どのような違法行為をしていたのでしょうか。
それは、大吉の高すぎる手数料が
問題だったと考えられます。
大吉の公式HPでは、
『手数料10%~』という表記になっていますが、
ネット上の口コミによると
最大で50%取っていたと言われています。
5chへの書き込みがあったこの方を例にします。
この方の場合、
2万円借りて3.7万円返しています。
言い方を変えると、
2万円借りた1ヶ月後に、
1.7万円の利息がついたとも言えます。
つまり、月利85%で
貸し付けていたことになります。
サービス開始当初は、
まだ貸金業だと認められていなかったので、
高額な手数料が問題視されていませんでした。
しかし、給料ファクタリングが
『貸金業』だと認められたら話は別です。
貸金業の場合は、
上限利息が年利最大20%と決められています。
先程の例で行くと、
大吉は年利換算で1000%を超える手数料を
取っていたことになります。
これらの行為が金融庁から違法だと
みなされたのだと考えられますね。
それにしても『給与債権の売買』なんて
よく思いつく人がいますよね・・・
一度でも大吉を利用したことのある方は弁護士・司法書士に相談しましょう
前述した通り、大吉はサービス提供期間中、
かなり法外な手数料を取り続けていました。
一度でも利用したことのある方は、
過払い金請求できる可能性が高いです。
過払い金請求とは、
今までに払いすぎた利息分を取り返すことです。
法律で定められている上限金利が20%に対し、
大吉は1000%前後の利息を取っていました。
ですので、まずは一度、弁護士や司法書士に、
過払い金返還請求の相談をしてみましょう。
大吉のような悪質な給料ファクタリング会社とは
早いうちに縁を切ったほうがいいです。
しかし、給料ファクタリングの利用者は、
返済するお金を他社から借りる
自転車操業に陥っているケースが多いです。
一度、自転車操業にはまってしまうと
自力で抜け出すことは困難なので、
まずは一度相談してみることをおすすめします。
給料ファクタリングはサービスとして新しく、
相談事例も少ない為、
相談を断る事務所も存在します。
ですので、事務所を選ぶ時は、
必ず給料ファクタリングに詳しい事務所を選びましょう。
給料ファクタリングの詳しく、
実績のある司法書士事務所はこちらです。
平栁